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聴くヘロイン
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- 2008/06/27(Fri) -
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昔、10代の頃、東京12チャンネルで午後からかかってる映画を観るのが日課で、変なホラー映画とかブロンソンの漢映画、コテコテのアメリカンネイティブ風味のそれに馴れきってる時に観てトラウマになったのが「真夜中のカーボーイ」でした。
同系列の映画には「スケアクロウ」とかがありましたが、映画好きになったきっかけのひとつでもありました。 そのオープニングでかかってたのがこの曲「うわさの男」 「七色の声を持つ男」と言われ、一時期ビートルズにポールの代わりに加入するのでは、と噂されたこともあったソロシンガー、ハリー・ニルソン。 Harry Nilsson - Everybody's Talkin' (1969) アメリカ人のニルソンが英国のそれもビートルズに入るという現実感のなさが、これも単なるうわさなんだろうなと感じさせますが。 日本ではほとんど知名度がなく、興味も引かれないその人に俄然興味を持ったのは、大人になった90年も過ぎたころでした。 時代はグランジでしたが、ニルソンは70年代にすでにグランジのエッセンスを濃厚に漂わせていたんですね。 自分の文化的成熟度がようやくアメリカの70年代に追いついた、ということかもです。 その日本で一番知られているのがこの曲。 Nilsson - Without You 日ごろの不摂生がたたって太ってしまって見る影もないニルソン最晩年の歌唱でしょうが、歌だけは鈍っちゃいません。 おそらくこの数年後、彼は糖尿病の悪化で早逝します。 ドラッグのやりすぎとも噂されましたが、気難しい性格で70年代を引きずったまま逝ったと考えた方がニルソンらしくて気に入っています。 本当のことなど親族以外知りようもありませんから。 ただ歌だけが後に残ります。 時代とは恐ろしいもので、かつて伝説とも言われたニルソンのオーケストラとのセッションA Little Touch of Schmilsson in the Night。 スタンダードナンバーをローファイに歌いあげるだけですが、このダウナー的なリズム感覚は比類がありません。 こんなものが気軽に見れる時代になってしまったなんて・・・・。 Harry Nilsson-A Little Touch of Schmilsson in the Night 1/5 5まであるので、気にいった方はご覧ください。 ハリーがいればケミカルは要りません。 ほとんど聴くヘロインです。 |
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