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南京まーちゃん
- 2008/03/29(Sat) -
もう田中雅人で描くのはやめて、10年くらい前から使っている南京まーちゃんで行こうと思って、マジメに作品の手直ししてるんですが、これがかなり眠い。
PCで延々とゴミ取りトーン貼り増し作業なんだけど、すごく眠くなる。
手先で素材をいじって進める作業ではこんなことはなかなか無かった。

ちなみに南京まーちゃんの絵はこんな系↓

hyousi_1.jpg


でもこれからはこんな系だけじゃなく、この名前でなんでもやっちゃおうと思う。

もともと田中雅人という名前はまんが用のペンネームとして居心地が悪かったのは確か。
なんかず〜っと馴染めなかったのですね。
白泉社で最初についた編集さんが「本名で行くと大成する」と言ったので、そのままずるずる来てしまったわけ。
大成しなかったわけだが(苦笑)

やっぱ変なまんが描くヤツは変なペンネームだと思うんですよね。
ま、思うだけですけどね。

あ、作業進めなきゃですね。
じゃまた。
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とりとめのないこと
- 2008/03/24(Mon) -
ここ10年くらい(中断はあったけど)入れ込んでる遊びに車があるんだけど、自分の「逃げのアイテム」としての機能をいつ、失うんだろう。

その他のシュミには低俗音楽と低俗映画とあって、このふたつも見事に「逃げのアイテム」

以前もう戦記漫画は描けないと書いたけど、このセンで考えると倫理的抵抗感より、糞マジメすぎて描いててつまらないという方が先だろう。
自分の中で戦争漫画というジャンルは昔描いた「菊の夢」という短編漫画一編で終わってしまっていたりする。
要するに物語るという欲求に乏しいんだね。
キャラ立てにはあまり興味ない。
ましてやキャラ萌えをや?

すごい時代に逆行(笑)

ここ10年くらい18禁漫画やってて、同年代の描き手でもそっち行く人多いので一定の傾向だと思うけど、これも10年くらいやってると手弾が無くなってきました。
18禁商業誌8年→18禁同人誌4年という形でジャンル資源を蕩尽したんだと思う(笑)
なんにでも12年ってサイクルあるみたいね。

とりあえず同人誌時代の連作を単行本にまとめたいので、去年後半からそのためのクリーンアップをしてたんだけど、実家関連で病人を複数出してしまい中断したままになってしまった。
それは現時点でまだ継続中で、看病してる方が倒れるというのを実感するようになってきたので、セーブしなくちゃいけないかなと思案、でもこういうことは思案しても結論が出ないもんなんだね。

そちらの18禁系作品はペンネ−ムでやってるワケすけど、これは子供対策。
でも娘がちょうど18になった時点で状況に逆襲されてたりするし(笑)
そういうの描いてて子供と顔合わすのって辛いのよ。
んであ〜もう限界かなってところで折り良く?事件が起こってくれる。
どちらにしてもそういう時期なのかもね。

でも10年以上そっちのペンネームでも描いているとおもしろいことが起こって。
その同人誌も主宰の人も頼んできた時は「田中雅人」の方の漫画知らなかったし。
連作も後半になってから田中名義の本来の漫画を知ったらしく、僕に対する意識が少しずつ変ってきたみたい。
変らなくていいのにね(笑)

完全匿名というのは無理なのだろうな。

でもなんで日本人というのはネットで匿名を貫くんだろうね。
もう意地でも匿名ね。
僕の田中雅人っていうのは本名だし、いまさら匿名もなにもないので、どこかにコメントつけるときでも本名で行っちゃいますが、別に実害無いし。

失う地位もありませんので(笑)
誰もあなたのことなんか気にしてないないよってね。
だからか日本じゃあっちみたいなビデオブログのような形式は流行らないですよね。

キャラより構造重視でやってきたので、じゃ構造萌えにしちゃえばいいのかなとも思うけど、それがどういうスタイルを取れるのかは未知の世界です。
構造ががらっと変ることをパラダイムチェンジと言った時代がありましたが、そういう意味でHPがparadimeなんだけど、これスペル間違ってましたね(笑)

そういえばジョン・カーペンターにも「パラダイム」という名作がありましたけど、氏の作品も一作一作異なるスタイルでジャンル制覇していくところがあって、最近はぜんぶやっちゃったみたいで、寡作になってしまいました。
僕もそうだからこの流れは良く分かるなぁ。

で、最近みたタランティーノの「デス・プルーフ」が超傑作で舞い上がってしまいましたが、タランティーノもスタイル重視なところがあって、カーペンターに似ているかもね。
カーペンターにイタリアンなベタな粘着性を加味した味わいです。

ですから主演にスネークことカート・ラッセルを起用するのは必然なのですね。
こういう流れは感動します。

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戦記まんがはもう描けない
- 2007/11/23(Fri) -
夏にも出たコンビニ売りの学研の廉価版戦記アンソロジーの売上がけっこういいらしく、でも続けるには弾もなくなってきたし通常の単行本形式のアンソロジーからまた始めたいという話になった。
しばし悩んだ末にお断りすることにした。

同じ頃同人誌の締め切りがあって描いてる時間が無いのも理由だけど、本音を言うとこのセンの戦争まんがに自分の芽は無いと思ってる。
戦記まんがのトップランナーは小林源文先生だけど、このジャンル自体が先生の寡占状態ではあるし(というか小林源文というジャンルではないか)そういう意味で「いわゆる戦記まんが」はマスプロダクツ化の権化のようなジャンルだからだ。
戦記まんがじゃなく戦争まんがならもちろん描きたいと思う。
戦争まんがなら一般まんがに属するだろう。

戦記まんがの系譜は10年くらい前に流行った「仮想戦記もの」の影響を良くも悪しくも受け継いでいて、描き飛ばしの傾向が強く投機的な出版を行う中小出版社のえじきになってしまった。
個人的にはいまでも仮想戦記への創作上の違和感はぬぐえない。
作者と読者の妄想の立ち位置がエロ漫画と同一だからだ。
どんなストーリーを仕立てても、最終的には読者の願望と復讐心が優先する。
もちろんエロ漫画なら、ある種の過激な内容のものを除いて笑い話ですむ。
だけど実話に基づいた戦記まんがとなると話は別。
不謹慎な話だが、北朝鮮拉致事件でめぐみさんが拉致の直前に警視庁や公安と自衛隊の連携の活躍で救えたら、なんていう話を誰かが描けるだろうか?

太平洋戦争、またはその史実では負けていた一局面で日本が勝ったらという内容は、実際銃後の守りに自分の命を捧げた膨大な人々を擁する内容であるだけに、自分的には不謹慎に思えてしまうのだ。
数年前に靖国神社へ行ってからは特にそう感じるようになった。
洒落にならない。

SFとしての歴史改変ものならば、また話は変ってくるが、仮想戦記ものはジャンルとしてそういう柔軟性が欠けている。
そしてその系譜を持つ戦記まんがは安易に史実を変える傾向があり、絵柄的に柔和な僕のまんがはそれを促される場合が多かった。
源文先生などとは立ち位置が違うし、自分はそれはするべきではないという流れが出来ていた。
最近コンビニ等で売り出された廉価版コミックに収録された僕の短編はどれも7〜8年前のものだ。
自分の作品ながら正直、あまり好きになれない。

最初にも書いたが、この戦記まんがの話は断りを入れたあとも一ヶ月ほど悩んだ。
収入を得るための仕事は仕事なんだからという考え方もあるし、一度断ったらもう学研からは他の仕事も回してもらえないんじゃないかという不安も募った。
でもこればかりは仕方ないと諦めた。
このように漫画家も40過ぎて歳食うと、まんが製作の不可能性ばかり増して作品数が減ってくる。
あとからあとから若くて元気のいい作家がたくさん現れるのだから、それでいいと思ってる。
自分の特異性が発揮できるものにだけ絞って構想して、それでダメな場合も多いけど、それでいいと思っている。
多分流れた企画は世間に晒せるだけの強度のない半端な内容なのだろう。

きれい事は抜きにして、そんな風に思ってる。
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日記とマンガ家
- 2007/11/15(Thu) -
麦と兵隊みたいなもんだよね。
雑誌連載は最前線で同人誌はゲリラ戦。
どんと来いジャスラック。

  
  行けど進めど 麦また麦の

  波の探さよ 夜の寒さ

  声を殺して 黙々と

  影を落して 粛々と

  兵は徐州へ 前線へ
    
       (作詩 藤田まさと 作曲 大村能章)


そうそう考えてるネタは安易に口に出しちゃいけない。
日記なんか書いたらネタがなくなる、まんが家はまんがの中でつぶやけばいい、そうは思うんだけどネットは手軽でつい、せっかくの情念を蕩尽してしまう。

いまどき情念なんて天然記念物ものだよもったいない。

でもね、それはきれいごとで実際はまんがは同人に至るまでマスプロダクツ化著しく、私的な情念が編集会議で採用されるほど甘くない。
だから手軽なネットで排出してしてしまう。
それを繰り返し続けて10年、僕はもう抜け殻だ。
実際は市場では若い情念しか相手にされないし、おっさんの情念なんて詐欺出版社の自費自分史本がいいところかな。

でも抜け殻ならそれも稀な境遇なのでそれをネタにしたくなったり、まんが家って潰しが利かない。
ほかの仕事に手を染めてもすぐ舞い戻ってしまう。
けっきょくまんが描くのがいちばん楽だとわかるから。

「○○先生まだ生き残っていたんですね」
なんて電話で同業者さんと話をしたけど、それは業界的生命じゃなくリアル生命のことだろうといっしょに笑った。

今日は予約していた歯医者を休んでゆっくり下描きでもしよ。
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